代表のご挨拶

私は1998年に日本で最初の葬儀社紹介センターを設立しました。この15年間、葬儀や仏事に関する相談員をしていますが、時代の流れとともに相談の内容が大きく変わってきています。特に、ここ3、4年は電話での第一声が「身寄りのない人が亡くなりました」「家族のいない人が亡くなりました」と言う相談が10倍くらいに増えているのです。そして迷惑そうに「これから病院にいかなくては」と言われます。詳しくお話を伺ってみると多くは、亡くなられた方の甥や姪が電話をされています。
私は「身寄りなのでは、家族なのではないかなぁ」と思うのですが、「ここ数年会ってないし、連絡もとっていない」と、そして「お葬式もいらない 立ち合いもしたくない お骨もいらない」と言われるのです。お葬式にはその人が今までどのように生きてきたのか、まわりの方とどのように関わってきたのかが投影されているように思います。お葬式はおまけみたいなものだなぁと感じます。
私はそのような相談を受ける度に、私たちの役割は亡くなる前にある、と痛感しています。自分のことを自分で決める「事前相談」を積極的に行っています。
具体的には、もし私に介護が必要になったら、もし私が認知症になったら、もし私が余命宣告をされたら、もし私が亡くなったら・・・ その時どのような選択をするのかを元気な時に考え、自分の意思表示をしておくのです。エンディングノートを書くことで自分の人生が見えてくるのです。

三国 浩晃